【再編集】FearからFerlessへ、セブチなりの青春論(私なりの解釈)
カムバおめ!!!!!!!!!!!
SEVENTEEN (세븐틴) 'Left & Right' Official MV
メロン1位も、初動ミリオン達成もおめでとうございました!!!!!!!!!
レフライチャレンジ個人的にはドデンがやってくれたことが歓喜でした!ありがとうドデン、、、
ティザーが出ていく過程であまりにも「懐古」ができる要素があったためSEVENTEEN一区切り付けようとしてる???このアルバムは走馬灯なの?と思ったんですがアルバム最後の曲같이 가요は「。」ではなく「、」と言う雰囲気があって、まだまだ旅を続けて行こうね!って言われて安心しました。
2015年デビュー組がこの5年を経てのアンサーのような楽曲が出てきている(気がしている)中、セブチはどんなアンサーを出すんだろうと楽しみに待っていたから、セブチらしいアンサーを見ることができて嬉しかったです。
前置きは終わりにして、今回はこのアルバムで唱えられた「セブチなりの青春論」を考察します。
ウジ君は「青春」を「恐怖に陥って数えられなかった時間」、この訳だとわかりづらいので言い換えると「恐怖から抜け出すことができずにいた自分」 だと言っています。
その恐怖との付き合い方を「青春論」と言うことにするのですが、結論としては「自分を大切にする」ってことだと思います。「自分を大切にする」ってありふれた表現だけど、どう言うことなのか。
それは「ネガティヴな自分と共存すること」です。「ネガティブ自分」と言うのは短所や他人と比べて劣等感を感じてしまう部分や、傷つけられたこと、過去忘れたい記憶のこと。
収録曲の歌詞を例に上げてみると、MYMYの歌詞では「遅い早いは関係ない、急がないで自分のペースで」オルンアイでは「子供っぽい自分も大切なもう一人の自分だから一緒にいよう」とあります。他人があたりまえにできていることが自分はなかなかできなかったり、精神的に大人になれない部分と共にあろうとしています。
共存と言うのはあくまで、マイナスをマイナスとして受け止めておくことであって、無理やりプラスに変えたりすることではないです。だるま落としの様にネガティブな部分を弾き飛ばして、見てくれだけ整えることは「自分を大切にする」ことになりません。乗り越えようと尽力することは大事だけど、無理に隠そうとしたり切り捨てようとするとバランスを崩してしまいます。
ですが、この青春論は初めからあったものではないことは前アルバムのタイトル曲「Fear」を聞けばわかります。
(大好きなあみにさんの訳を貼る)
Fearの頃は「恐怖」を排除したいともがいている。
その恐怖(=毒)の正体は、がfearの考察記事で書いた様に「欲望」であったり、「ネガティブな自分」そのものでもある。
Fear の「내 독은 피어나 통증은 깊은 밤」と同じ様なことがFearlessの歌詞でも言われています。
지워진 기억 위消えた記憶の上に다시 피어난 독また咲いた毒
*
물 한 모금 하고水を一口飲んで다시 링 위로またリングの上に
(キャプが下手)
상처를 기억해 줘
傷を覚えておいて
겁먹은 어제의 나는
怯えた昨日の自分を
오늘은 Nobody knows
今日は誰も知らない
독을 품고서 Wake up
毒を抱いて目を覚まして
*기억해 줘って「思い出して」の意味もあるけど「독을 품고서」があるので、今の出来事と捉えて「覚えておいて」にしました。その前の한계를 넘어설 때 のことを言ってるなら「思い出して」の方があってるのかしら?
しかし冒頭部分をここまで見てみるとFearとFearlessで決定的に違いがあります。
毒を排除するのではなく、「抱いて」います。
その後もクプスが歌う言葉も「ネガティブな自分」を存在させながらそのまま生きいくことを歌います。
있어도 없는 것
あってないもの
그대로 있는 것
そのままでいること
우리가 사는 법僕らが生きる方法
思い返してみるとクプスはTRAUMAでは自分を許すのが難しいと言っていました。
내 자신에게 너그러워지기까지가 난 제일 어려워
自分自身に寛大になるまでが俺は一番難しい
変わるものですね。
そんなことを考えて考えて考えていると2年前から披露されていなかったマンセがこのタイミングで蘇る理由がわかるし、説得力も増します。
세븐틴 보고싶었어♥ 깜짝 팬미팅 with 캐럿 | 세븐틴 컴백쇼 [헹가래] 200622
上に長々書いたけど、実はカムバックショーで言っていたこの言葉に全てが詰まってる
2015年のセブンティーンも侮れませんですが、今のセブンティーンにも自信あるじゃないですか?なので、「勝った」と言うよりはどちらのセブンティーンもWin-Winだと言いたいですね
(もっとうまく訳せよってね。私も思う。)
세븐틴 보고싶었어♥ 깜짝 팬미팅 with 캐럿 | 세븐틴 컴백쇼 [헹가래] 200622
今の方がノウハウ面で勝てているかもしれないけど、あの時にしかない良さがある。だからどっちも肯定しましょうって
私が一番好きなステージの動画貼りますね!
2016 AAA 頒獎典禮 Asia Artist Awards【Pretty U/ Very Nice】(演唱:Seventeen)(HD)
私の입덕動画です笑
この時も表情管理から歌からダンスから、ステージでの振る舞いに申し分はないんだけど、今より一人一人がお互いを見合って位置を確認したり神経を尖らせている様な気がします。今はそこまでしなくても染み込んだ感覚でできてしまっているのか感じ取ることはありません。この頃の必死さと言ったら聞こえが悪くなってしまうかな、でもとにかくこの必死さが可愛くて、ステージ上でのこの意識をみて私は完全に堕ちました。見たのはリアルタイムじゃなくてずいぶん後ですが。
個人的にネガティブなことをポジティブにすり替える考え方や風潮が好きではありません。だから青春論をこうまとめてしまうのかもしれませんが。と言うか完全にそれだ。
無理やり蓋をしても排除した気になっていてもそれは毒となって自分の中に残り続けて再び花を咲かせてしまいます。それならいっそ諦めて共に進む選択をした方が省エネです。
他の曲の話ばっかりしてたけど、タイトル曲Left & RightのMVについてはもう言うことない「待ってた」セブチ!!!そりゃあイェップダを撮ったDIGIPEDIだもんね!
※何を言ってるのだ私は。イェップダはDIGIPEDIではないです。24Hを撮った신희원さんが撮ってます。失礼しました。(10月10日追記)
そうそう、欲しいのは甘い明日だけ!
「絶対無理やん」って思ってるこのシーンが一番好きです。このMVもメッセージ性はあるだろうけど、楽曲を実直に表現したものだと思います。久々にはしゃいでいるセブチが見れて嬉しかったです!
《番外》
FearのMV考察の記事でリパケあるかもと言っていたけど違ったのでお詫びします。と言うことと、「未来」を彷彿とさせているシーンの「未来」とは数ヶ月経ったFearlessの世界ではないかと思います。それから、やっぱりどうしてもfearのMVのここがすごくクリスチャンボルタンスキーの作品を彷彿とさせます。
:ボルタンスキーの作品より
顔が映し出されているのは『合間に』と言う作品で、これは作者であるクリスチャンボルタンスキー自身の幼い頃から現在までを投影しています。時計は『最後の時』と言う作品です。
参考:https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/diary/diary_059.html
とすると、FearのMVとFearlessで類似するシーンの疑問解決ができます。進んできた(人生の)時計が、巻き戻って、数字がゼロになった瞬間、新しく生まれ変わる。
FearからFearless への考え方の変化がより感じられます。
しかしこれはあってる確信はほぼなく言いたいだけです。でもIZ*ONEのfiestaのMVで思いっきりカンデンスキーの絵を使っていたから可能性はあるのかしら。(fearのMV撮ってる会社と同じ)
監督さんのインスタフォローしていて何度も覗いてはいるのですが何せ韓国語なので全てを読めていなくて、実際どんなお気持ちで制作されているのかわからないのですが、ひとつ解釈を上乗せされているような気がしています。正直、舞花の時も舞い落ちてしまった花が舞い上がるなんて歌詞の中では言ってないしそんな希望がある歌ではないと思います。(考察で無理くり希望に持って行ったけど)
でも13人が一緒の時、花が舞い上がる演出をしていて監督さん自身のメッセージと言うかエールのようなものだったのかなあ。HITから続けて3作品、ありがとうございました。
長々とキモいオタクの文章読んでいただきありがとうございました。
では〜!
【再編集】について。
ここで書いた青春論をもっと大事にしたいのに壊滅的に文章がおかしかったため、ストレスなく読める様に再編集をしました。
2020年9月4日